住宅ローンの頭金とは?
こんにちは!
古河市で不動産売買のサポートをしている栄進です。
住宅を購入するためには、お金を全額借りて購入する場合もありますが、住宅ローンを利用して「頭金」を用意する場合などがあります。
頭金として支払うお金はいくら必要なのでしょうか、また、頭金を支払わなくても住宅ローンを利用することができるのでしょうか。
住宅ローンの頭金を多く支払えば、いずれ返済することになる借入額が減ることに繋がりますが、頭金を多くすればいいというわけではありません。
頭金の額を決めるために、注意することなどについてお話していこうかと思います。
◎住宅ローンの頭金の目安
住宅ローンの頭金として支払う額の目安は、住宅の購入額の20%程が丁度いいとされています。
例えば、3000万円の購入金額であれば、600万円の頭金を準備するということになります。
住宅を購入するために掛かる費用は、物件自体の価格の他に税金や様々な手数料等が加算されてくるため住宅の購入金額の5%程度を占めています。
先ほど、購入額の20%程度の金額を準備しておくと良いとお話ししましたが、これらの諸費用の事を考えると25%程度の金額を準備しておくと今後がとても安心して返済が可能になるかもしれません。
ここで、なぜ頭金を準備しなければならないのでしょうか?
◎頭金のメリット・デメリット
頭金を用意することによって、住宅ローンを利用して借り入れる金額が少なくなり、毎月の返済額が軽減されるので負担もなくなります。
頭金を準備できたことによって借入額が少なくなりますが、毎月の返済額を少なくする必要はなく、そのまま返済していくのであれば借り入れ期間が短くなるのでその分の利息がなくなります。
利息は、借り入れる期間が長ければ長いほど高くなっていくため、毎月の返済額を減らすというよりは借り入れる期間を短くする方が節約になるかもしれません。
しかし、頭金と言っても金額は大きいので今すぐに準備することは難しいかと思います。
多めに頭金を準備するのであれば、それだけ時間がかかることも考えられますし、頭金の準備に時間がかかると住宅ローンの利用開始日も後にずれていきます。
利用し始めるのが遅くなれば、完済する時期も後にずれていくので、自分が退職後でも住宅ローンの返済をし続けることも十分に考えられます。
また、預金をすべて頭金に充てることはあまりしない方がよいでしょう。
預金をすべて使ってしまうと、万が一ケガや病院でお金が必要なるあるいは収入が期待できなくなってしまい、これからの生活が不安になってしまう可能性が十分に考えられます。
ある程度の預金を残せる範囲で、お金の使う計画を立てましょう。
◎頭金なしでもいいの?
住宅ローンに申し込むためには、返済計画や自身の年収や年齢などお金を貸して返す能力があるかを審査されて、借り入れ可能な金額が決められます。
購入希望の住宅の価格が借入可能金額よりも上回ってしまっている場合は、その分の頭金を準備しなければなりません。
他にも、頭金を準備しない場合は住宅ローンの金利が高く設定されてしまい、結果的に返済額が高くなってしまう可能性があります。
返済額が高くついてしまい、返済が不可能だと判断されてしまうと住宅ローンを利用できなくなります。
つまり、場合によっては頭金なしでは住宅ローンを利用することができず、住宅を購入することができなくなるということです。
◎まとめ
本日は、不動産を購入するにあたって頭金を準備するときの目安金額や頭金が無くても住宅ローンを利用することができるのかについてお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
頭金をして準備するのは、諸費用の事も考えて住宅の購入額の20~25%を目安にして準備しておくと安心です。
住宅ローンの借入金額を少しでも減らすために、頭金を少し多めに準備することもできますが、決して無理のない範囲で返済計画を行っていきましょう。
また、ほとんどの場合は頭金を支払って住宅ローンを利用するのが一般的です。
不動産のことでお悩みの際は、当社までいつでもお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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