住宅ローンにおいてボーナス払いの内容

query_builder 2022/09/04
住宅ローン
古河市 住宅ローン

こんにちは!
古河市で不動産売買のサポートをしている栄進です。
毎月住宅ローンを支払っていく中で、ボーナスを貰ったらそれを住宅ローンに回して少しでも返済を少なくできたらと思う方もいるかと思います。
ボーナスで返済する場合、「ボーナス払い」を選択する訳ですが、どの金融機関でもボーナス払いを採用しています。
一見、ボーナス払いは良いものだと思いがちですが、逆に返済額の合計が増えてしまうため、利用するには注意が必要です。
本日は、住宅ローンにおいてボーナス払いの内容や気をつけるべきことについてお話ししていきます。

◎ボーナス払いとは?
毎月決まった額を返済していますが、毎月の返済額に加えてボーナスが出たら、そのボーナスを原資をして認識されるためいつもよりも多く返済が可能になります。
返済期間を少し前倒しにすることが可能ですので、とてもメリットが大きいと思いますが、その反面デメリットも生じます。

◎ボーナス払いのメリットとデメリットは?
毎月の返済額を減らすことが可能になるボーナス払いですが、どのくらい返済額が少なくなるのかを見てみましょう。
金融機関から4,000万円を借り入れて、住宅ローンの返済期間は35年間とし、1.5%の固定金利型の場合で計算してみましょう。
ここで、借り入れた金額の20%はボーナス払いで補う場合は、800万円をボーナスで払い、30%の場合は1,200万円を支払うことにしましょう。
① ボーナス払い無し
毎月の返済額は122,473円で、年間の返済額が1,469,676円になります。
つまり、完済するには51,438,816円を支払うことになります。
② 20%のボーナス払い
毎月の返済額は97,979円で、年間の返済額は1,470,382円になります。
この時、ボーナスの返済額は147,317円×2回ですので、完済すると51,463,080円となります。
③ 30%のボーナス払い
毎月の返済額は85,731円で、年間の返済額は1,470,722円になります
この時、ボーナスの返済額は220,975円×2回で、完済すると51,475,364円となります。
このようにして比較すると、ボーナスで支払う金額が大きくなると毎月の返済額は少なくなっています。

しかし、年間返済額と最終的に完済した際の金額を見てみると、ボーナスで支払う金額が多くなるほど金額が大きくなっていることもわかります。
これは、返済額の内訳に関係してくるのです。
「元本」と「利息」を足し合わせた金額を返済していくのですが、ボーナス払いをしない時は毎月返済する額が大きいため、元本を早く返済していることになります。
ボーナス払いをするする場合は、毎月の返済額が少ない為、元本の返済が少なくなるため結果的にボーナス払いの方が総返済額が大きくなってしまうのです。

◎まとめ
本日は、住宅ローンをボーナス払いで支払った時のメリットとデメリットについてお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
ボーナスで支払うことができれば、毎月の返済額を少なくなくすることができますが、元本の返済が緩やかになることで最終的な総返済額が高くなってしまいます。
また、ボーナスを家族旅行や車の維持費、生活費の足しなど様々な用途でも使いたい場合は、無理にボーナス払いをする必要歯ないかと思います。

不動産のことでお悩みの際は、当社までいつでもご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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