「電力自由化」という制度とは?

query_builder 2022/03/27
戸建て購入の知識
古河市 電力自由化

こんにちは!
古河市で不動産売買のサポートをしている栄進です。
2016年の4月以降に「電力自由化」という制度が開始されました。
これに合わせて、自分が決めた電力会社と直接契約をすることが可能になりました。
一戸建て住宅の場合、自由に電力会社を選らぶことが可能ですが、マンションといった集合住宅の場合は自由に電力会社を選ぶことができるのでしょうか?
◎電力自由化を確認!
今まで私たちは、各地域で決められた電力会社と契約をして電力を使用していました。
電力自由化とは、私たちが聞き馴染みのある東京電力といった大きな電力会社ではなく、小売自由化といった新規参入する電力会社と契約を結ぶといった仕組みです。
2016年4月から一般家庭や商店に向けてサービスが開始されましたが、電力自由化は2000年頃から始まっていました。
最初は、大規模な工場やデパート、オフィスといった電力をかなり使用する建物つまり、超高圧区分の場所から始まり、2004年ごろには中小ビルや工場である高圧区分、そして我々が日常生活を送る際に必要な低圧区分へと拡大しました。
自由に電力会社を選ぶことにより、毎月支払う電気代が少し安くなったり、各会社が提供するサービスの向上、電力会社同士が切磋琢磨できるような競争伸が生まれました。
電力会社の乗り換えは自由かつ無料なので、乗り換える方は多いのですが、マンションの場合も乗り換えることが可能なのでしょうか?
◎マンションでの電力会社乗り換えはできない??
電力会社を乗り換えることを「新電力」と言ったりしますが、集合住宅の電力をどのように契約しているかで、新電力にできるかできないかは決まります。
・乗り換え可能なマンション
結論から言うと、入居者と電力会社が直接電力の契約をする場合は、自由に電力会社を選ぶことが可能です。
確認する方法は、「検針票」が毎月届いているかどうかで判断します。
毎月どのくらい電気を使ったか、請求金額も記載されている「検針票」が届いているのであれば、大家さんに相談することなく新電力の使用ができます。
・乗り換え不可能なマンション
新電力を利用できないケースば2つあるのですが、1つ目は「高圧一択受電契約である場合」と「大家さんが電気代を支払っている場合」です。
「高圧一括受電契約」の場合、マンションといった集合住宅の一棟全体で高圧契約を結んでいるということになります。
先ほども話した通り、一般家庭であれば低圧ですが、中小マンションといった場合は高圧の電力を提供してもらっています。
理由としては、入り口やエントランス、廊下部分の共有スペースは低価格である高圧の電気が運用されるので電気代が軽くなるので高圧一括受電契約を結ぶ大家さんもいます。
「大家さんが電気代を支払っている」場合、大家さんが契約した電力会社のサービス・プランを利用することになります。
そのため、入居者が新しく契約することは不可能といってもいいでしょう。
大家さんに掛け合えば承諾してくれる可能性もなくはないですが、長期契約である可能性が十分にあるので難しいかと思います。
◎まとめ
本日は、電力自由化におけるマンションの新電力の利用は可能なのかというお話でしたが、いかがでしたでしょうか?
2016年に一般家庭でも新電力の利用が可能になり、電気代が浮いたといったお話をよく聞きますが、マンションでも新電力の利用が可能は場合があります。
必ず入居前に、入居しようとしているマンションはどのような内容で電力会社と契約をしているのか確認をしましょう。
不動産のことでお悩みの際は、当社までいつでもお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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